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★ Sony CLIE新機種投入を終了 [PDA]

ソニー、クリエの新機種投入を終了
〜現行機種は7月末まで生産      〜PC Watch

とうとう、こういう結果を迎えてしまいました。
海外では既に撤退を表明していたので、いつかはこうなるのだろう
と思ってはいたのですが。
海外発表時に日本での発表が無かったので、いくつか新機種が
発売になるのかと思いましたが、その後1機種をリリースしたのみで、
撤退となってしまいました。

思えば、最初の機種購入を検討中に
「PEG-S500C」がSony初のPalm OS端末として、産声をあげました。
発売後すぐに店頭に走りましたが、最初のカラー機種は液晶の輝度
がとても暗く、むしろモノクロのS300がそのときの検討対象でした。

その後は、NシリーズやTシリーズなど、次々と新機種を登場させ
私も一時期ユーザーだったこともあってか
この頃がCLIE全盛期だったかと、思っています。

それから2つ折り機種を発売。
このころから、重厚長大、高機能化の方向に向かってしまい
私の嗜好からはずいぶん外れた物になってしまいました。
最後にTH55という、ある種理想型では、と思う機種が
リリースされたのはせめてもの救いでしょうか。
でも、AV機能を重視したいSonyとしては本意ではなかった
かもしれませんね。

日本でザウルスやPalmが少し普及し始めたころから
PDAと携帯電話との競合というのは、避けられない状況でした。
海外ではスマートフォンという形で、その融合が図られていますが
日本では、もともとページャーやPDA文化が浅い状況にあって
一早い高機能化、その販売方法などで携帯電話が
一気に普及してしまい、PDAは完全に別ジャンルのものとして
追いやられてしまいました。

PalmなどPDAの最大の魅力はそのカスタマイズ性にあると思います。
自分好みのソフトをインストールして自分だけの1台に仕上げていく。
また、膨大な数のフリーウェア、シェアウェアがあり
ユーザーが自由に選択することができます。
逆に初心者の人にとっては、標準機能だけでは何かと不便な点も多く
敷居の高いものになっていたに違いありません。

Sonyも海外では現行最新のP910を初め、Symbian OSをベース
としたスマートフォンをいくつかリリースしています。
まだまだ、ソフトの数ではPalmに及びませんが
PDAファンとしては、こういうカスタマイズ可能な携帯情報端末が
日本で展開されるようになることを期待したいです。

このCLIEの開発終了は、同時に日本でのPalm OS搭載端末の正規展開
が終了してしまうことを意味します。
今ではアプリ開発者の皆様のおかげで、海外製Palm端末の日本語化も
以前より敷居が低くなっており、それほど面倒な作業ではなくなっていますが
輸入端末の価格はかなり高いので、今後は一部ユーザーの手による利用、
といった、HPハンドヘルドのような状況になっていくのかもしれませんね。


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なゆ

はじめまして。
ついに撤退発表が出ましたね。私も動画や音楽プレイヤーとして使っていましたが残念です。ソニー内からも多くのオーディオや動画を扱う競合製品が登場したのも撤退の要因かもしれないですね。
by なゆ (2005-02-22 20:59) 

ryo-n

確かにAV機能という意味では、企業内競合というのは
あるかも知れないですね。
ただPalm OSとして見た場合、日本ではいつのまにか本家不在
という状況になってしまって、Sonyだけで背負うためには、
(もちろんPDAとして見ればザウルスやPPCもありますが)
ベーシックなものからAV機能重視なものまで、いろいろ取り揃え
なくてはならない。が、その割に市場規模の拡大が見込めない
と判断したんではないでしょうか。

こうなるとやはりPSPのPIM&ブラウズ機能搭載を期待したいですね。
でも、オフィスに持っていくにはちょっと抵抗あるかも。
by ryo-n (2005-02-23 04:49) 

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